ゼネコン向け融資

今日はゼネコンの方から出来高融資のご相談を頂きました。

現在、借地上に建っている建物の建て替え工事を請け負おうとしているゼネコンの方でした。

借地のため、施主の方がつなぎ融資を受けることができず、支払いが完成後一括という条件になっています。

ゼネコンの方は下請けの方に出来高で支払いをしなければならないため、支払いを受けるまでの期間は資金が必要ですが、社歴が浅いために調達に苦労されているとのことでした。

このご相談は以下の様なカタチで検討させて頂きたいと考えています。(敬称略)

① 施主+ゼネコンで工事請負契約締結。
② ゼネコン+バックアップゼネコンで完成保証委託契約締結。
出来高に応じた融資を下請け業者への支払条件に合わせて実行。
(ゼネコン&下請け業者に分離して支払い。)
④ 完成後の請負代金は施主に融資する金融機関(信金を予定)から当社に直接振込(当社は代理受領)。
⑤ 代理受領した請負代金から融資金を控除して精算金をゼネコンに支払い。

以上の流れです。

この流れで融資を実行させて頂くことで、ゼネコンの方は過不足無く融資を受け、支払を実行することができ、金利負担を軽減できます。

また、下請け業者の方も確実に支払を受けることができるので、もしゼネコンの方に不慮の事態が発生した場合でも、現場がスムーズに継続できます。

いわゆるエスクローの一つのカタチだと思いますので、スキームの検証を深めて融資が実現できれば良いなと思います。