住宅ローンつなぎ融資

今日の午前中、都内のビルダーさんを訪問しました。


昨年の6月に一度問い合わせを頂いたビルダーさんですが、
その後、請負代金の完成後一括払いが増えてきているため、
資金繰りを安定させるために出来高融資利用の準備をしたい、
とのことでした。


フラット35は元より、都銀を中心に住宅ローンのつなぎ融資が
どんどん厳しくなっている様です。


先日のアーバンエステート関係者の逮捕を踏まえ、
金融機関のつなぎ融資に対するスタンスは、
よりネガティブになる事が懸念されます。


この様な状況では、現金顧客などから出来高に先行して
代金を受領し、他の工事の資金繰りに充当するという
誘惑が生じてしまいがちです。


お施主様から受領した前渡金を、
他の現場経費を含めた自社の資金繰りに流用することは、
アーバン社の例を挙げるまでもなくトラブルの基です。


住宅業界で同じ過ちを繰り返すことの無いよう、
今日のビルダーさんの様に事前の対策を心掛けましょう。