資金繰り表を作ってみよう(その3)

固定費・銀行返済を含めた会社の資金繰り表(会社財布の家計簿)の作成

(例)

昨日までの要領で作成した受注工事一覧(工事財布の集計表)の数値をもとに、会社の資金繰り表を作成し、資金ショートの可能性やその対策について検討します。

固定費に関しては、毎月試算表を作成していれば、大まかな目安が把握できます。(例)では勘定科目ごとに予定金額を記入していますが、まずは人件費・一般経費・その他、の様な大まかな分類でスタートしても良いと思います。

工事ごとの金融機関からの借入や返済について、(例)では工事財布の集計表の内容を直接反映させて、請負工事収入・請負工事経費の欄で管理していますが、財務の欄で管理しても構いません。

資金繰り表を作成し、予実管理をしながら精度を高めて、取引金融機関に対して定期的に情報開示を行うことで、金融機関との信頼関係構築が可能になります。