住宅フランチャイズ

新建ハウジング発行の『住宅白書2013』で特集されていたこともあり
住宅フランチャイズについて考えてみました。


冊子に記載されていたフランチャイズだけでも80弱の団体があり、
それぞれ数十社から、多いところでは数百社が加盟していました。
ボランタリーチェーンなども含まれていて、以下まとめてフランチャイズと呼びます。)

ちなみに時節柄か、ソーラーなど省エネ・創エネ系の団体が多いように感じました。


これまで、当社で融資をさせて頂いたビルダーさんの決算書などを拝見すると、
複数のフランチャイズに加盟しているビルダーさんが少なからずありました。


ここからは想像なのですが...


フランチャイズを検討するビルダーさんは


『ブランド』と


『必殺技』を求めてるんだと思います。


ビルダーさんは、素晴らしい建物をたくさん建築してきていても
例えば、ほとんどがモデルルームを持っていませんし、
キレイなパンフレットも作っていないことが多いです。


そんなビルダーさんが、「分かりやすい『ブランド』があって
お施主さんにプレゼンが出来ればドンドン受注が取れるのに」
と思うのも何となく分かります。


また、新築の受注は、1件あたりの単価が大きい反面、
受注の平準化が図りにくいという側面があります。
(営業と現場を兼務しているビルダーさんは特に。)


そんなとき、ビルダーさんは、「これがあれば受注が取れるという、
『必殺技』を持ちたい」と考えるのでしょう。


こんなときにフランチャイズへの加盟を検討するんでしょうが
コンビニなどのフランチャイズとは違い、
住宅フランチャイズは、加盟しただけでは受注はできません!!


まず、一口にフランチャイズと言っても、
そのポリシー(スタンス・経営方針)は様々です。


本気でビルダーさんの受注支援をしているところがある一方、
受注のピンハネや、資材を売ることばかり考えているところも
数多く存在するというのが現実です。


一方、フランチャイズに加盟して口を開けていれば
自動的にエサ(受注)がもらえるという考えも間違っていると思います。


フランチャイズへの加盟を検討しているビルダーさんには
各々のフランチャイズの性格を見極めた上で、
使いこなしてやる!という気構えを持つ必要があると思います。