アパート建築資金融資

昨日は、アパート建築資金のご融資を実行させて頂きました。


この案件は、不動産会社さんが保有している土地にアパートを建築し、個人投資家に収益物件として販売するという流れの中で、建設会社さんに建築期間中の事業資金を融資させて頂くというものです。


不動産会社さんは、土地を購入するときには、その土地を担保に銀行をはじめとした金融機関から融資を受けて土地代金を払いますが、建築期間中の工事代金については自己資金や運転資金融資の中から支払う必要があります。

そのため、以前は、建物が完成した後に、当該建物も追加で担保に入れて資金を調達して工事代金を支払ったり、極端な話、売れたときに支払うので待っててください、ということもありました。

こうなると建設会社さんの資金繰りは大変です。


最近は、不動産会社さんと建設会社さんの力関係が均衡し、建設会社さんも工事を選ぶようになっていますので、このような支払い条件は減ってきています。

一方、不動産会社さんとしても、せっかく建てれば売れると分かっている土地なのに、自己資金に限りがあるために事業を加速できないというジレンマに陥っている状況もあります。


今回の案件はまさにこの状態で、既に完成したら買いますよという個人の方と売買契約を締結していて、後は建てるだけなんですが...という不動産会社さんからのご相談で、工事を請けてもらう建設会社さんと相談し、建築期間中に建設会社さんにご融資をさせて頂くことで無事工事がスタート!今週上棟!これまでの出来高分についてご融資を実行したという次第です。


他にも、これまでに、建物が竣工すれば金融機関から建築費分の資金調達できるんですが...という不動産会社さんからのご相談で同様の取組をさせて頂いてきています。


収益物件マーケットが活況を呈している今こそ建て時だと思いますので、似たようなご相談がございましたら、是非お手伝いさせてください!