不動産に係る取引と後見制度に関するアンケート(その1)

先日、全住協新規事業委員会「後見人制度不動産部会」に参加してきました。

この会(後見人不動産部会)は、全住協と東京大学(正確には(一社)レジリエンス教育研究所)とが連携して、後見人の方々に必要な不動産知識についての研究を目的としてたものです。

会議において、全住協の会員各社からのアンケート結果について報告されました。

後見に関する知識や取引についての質問に対しては、5段階の自己評価で回答して頂きました。
回答の割合が一番多かったのは以下の通りです。

①制度に関する知識を充分持っていますか?
・・・評価3(36%)
【須田感想:何となく知っているという感じでしょうか?】

②制度を知っておく必要があると感じていますか?
・・・評価4(51%)
【須田感想:ちなみに評価5も合わせると84%で必要性は感じられているようです。】

③不動産に関する相談を良く受けますか?
・・・評価1(46%)
【須田感想:後見人の方からの相談はまだ多く無いようです。相談しづらいのかも?】

④判断能力が不十分な人たちと、よく取引をしていますか?
・・・評価1(72%)
【須田感想:今後は増加していくのでしょう。】

⑤判断能力が不十分な人たちと適切に取引するノウハウを充分に持っていますか?
・・・評価2(27%)
【須田感想:1〜4が全て20%以上の回答で、ノウハウのレベルは各社各様のようです。】

⑥判断能力が不十分な人たちと取引する際、困ったことがありますか?
・・・評価1(45%)
【須田感想:評価3の方も21%いて、取り扱いが増えると問題になるケースがあるのかもしれません。】

次回は、実際の取引内容についてのアンケート結果についてご報告します。