全住協戸建住宅委員会不動産テック小委員会

先日全住協戸建住宅委員会の不動産テック小委員会に参加してきました。

参加されていた委員の方のほとんどが、不動産テックって...???というなかでのスタートです。

それもそのはず、不動産テックという言葉が対象とする領域(?)には特に明確な定義が無く、それゆえ、想定しうる領域は非常に広範なものとなります。
要は、不動産にテクノロジーを活用したらどうなる?という話ですので、着目する角度によって、いかようにも使える(使われる)ワードなのです。

とりあえず戸建住宅委員会の小委員会ですので、住宅関係のハード面での付加価値づくり(ex.IoT)はもちろん、VRを活用した営業、AIを活用したマッチングetc.研究が必要なTechは日進月歩です。

今後小委員会では、いわゆる不動産テックの代表的なサービスを知った上で、各委員企業の課題抽出と、そのソリューションとなるTechについて研究をしていく予定です。


当日の小委員会に外部講師としていらっしゃって頂いたのはリマールエステートの赤木社長様でした。
赤木さんのお話しを伺うのは2回目だったのですが、知と実を兼ね備えた内容で、とても参考になりました。

今回の内容で特に参考になったのは2点。

1点目は、不動産仲介業(含む販売業)においては、マッチングよりもソーシングの方が効率が良いということ。

例えばインターネットのポータルサイトに情報を掲載し、検索者とのマッチングを試みる方法は、顧客となり得る方の情報を充分に把握できないので、バラマキ型になりがちで、実はマッチングできないという結果に至ることが多い。

それよりは、物件情報と顧客ニーズを管理して、Techを活用した人力・人脈での「囲い込み型」の方が成約確度が高いのではという仮説。

検証してみたいと思います。

2点目は、不動産業は本来サービス業であるにも関わらず、サービスに付加価値を付けたことが無いという事実。

たしかに、コンテンツや体験を付加価値としてサービス展開しているのは、異業界の方が多いと思います。
ここ、面白そうですね(^^)