倒産被害続々(その2)

当社の兄弟会社(?)であるGIRの方から聞いた話です。


3月末に千葉のビルダー(Z社)が破産手続きを申請しました。


GIRは、Z社の完成保証を5件引き受けており、新年度の4月早々お施主様からの電話対応に追われました。


そこで、まずはお施主様向けの説明会を開催しました。

参加したお施主様たちは、ご自宅の工事が代替工務店により承継され、完成に導かれることを確認でき、(当たり前のこととは言え)ホッとしたことでしょう。


続いて、現場で仕事をしてきた職人さん向けに説明会を開催しました。

今後は代替工務店が工事を継続することを伝え、工事への協力を要請しました。

これまでの分の支払いは管財人の弁護士さんとの話し合いになりますが、自らが手がけてきた現場を、引き続き(安心して)施工することが出来るということで、前向きにとらえる方が多かったようです。


既に代替工務店との契約手続きも完了し、現場も再稼働してきているようです。
GIRすばらしい!


ところが、


Z社の請けていた工事のうち、GIRの完成保証が付いていたものはごく一部で、その数倍の工事を、保証を付けることなく請けていたようなのです!

保証が付いていない工事のお施主様からも、GIRに問い合わせがあったようです。

その多くが過払いになっていて、進むことも戻ることも出来ない状況だったのではないかと思われます。


これから家を建てようという皆さん、住宅ローンのつなぎ融資をしている金融機関の皆さん、完成保証をくれぐれもお忘れなく〜。