不動産時計

昨日、都市再生ビジネス交流会『あかさか50』(http://www.akasaka50.com)の研修会に参加しました。

講師は、信託銀行系不動産仲介会社の役員の方でした。


講演の中で、不動産時計(プロパティクロック)のお話がありました。

ジョーンズ ラング ラサール株式会社が独自に分析・発表している指標で、世界の主要都市の賃料動向を時計に見立てて“見える化”したツールで、四半期ごとに発表しているとのことです。

賃料が概ね1.賃料下落の加速、2.賃料下落の減速(→底入れ)、3.賃料上昇の加速、4.賃料上昇 の減速(→頭打ち)、というサイクルで変動することを前提として、現在の賃料がそのサイクルのどこに位置するかを表示することで、世界主要都市の賃料サイクルを示すものです。

講師の方のお話では、概ね10年くらいのサイクルで回っていることが多いとのこと。


これを見ると、東京は7:30→8:00くらいの位置で推移しており、賃料上昇が加速している状況で、このフェーズは投資対象として適格だと考えられるようです。

これが9:00を過ぎたくらいになると、そろそろ賃料上昇が減速してくるかな?ということになるため、投資済みの物件について見直しが入ってくることもあると思います。


これまた講師の方のお話ですが、統計的に見ると、オリンピックの開催都市では、開催年の2年前まで不動産需要が旺盛だとのこと。

なんか、ちょうどリンクしそうですね。