最近の建築費の動向と今後の見通し

先日、全住協の中高層住宅委員会主催のセミナーに参加してきました。

演題は「最近の建築費の動向と今後の見通し」でした。

このところの建築費の上昇は、どこまで上がるの?という感じで、当社で融資や物件取得をするにあたっても、非常に悩ましい状況になっています。

セミナーの中でも、特に地業と躯体の単価が大幅にアップしているというお話がありました。
型枠は、リーマンショック前と比較しても1.5倍以上、鉄筋も、取付費に関しては、同1.5倍の水準になっているとのこと。

ちなみに、7月くらいから型枠大工さんは余裕が出てきている様ですが、鉄筋工さんは未だ厳しい状況の様です。

講演後には引き続き、参加各社のコストダウンへの取組が紹介されました。

例えば
・施工時期を繁忙期を避けて設定する。
デベロッパーと建設会社で協業体制を取る(特命発注・VE)。
・建築費を出来高払いとし、建設会社の負担無く職人等が確保できるようにする。
etc.

即効性がある解決方法は無いと思いますので、引き続き会員の皆さんと情報交換し、次善の策を考えていきたいと思います。