第四次産業革命
昨日、早朝勉強会を受講してきました。
講師は三橋貴明さん、テーマは「第四次産業革命ー生産性向上で日本大復活ー」でした。
経済成長とは実質GDPの成長、実質GDPは国内総所得と一緒、つまり所得を上げることが必要で、所得を上げるためには一人あたりの生産性を上げれば良い!というお話しでした。
一人あたりの生産性を上げるためには、投資が必要で、投資により生産されたものが資本となり、その資本を利用することにより労働生産性がさらに向上し、所得が増えるという循環が生まれます。
日本では、若年層失業率が主要国に比して著しく低いそうです。
(アメリカは約10%、欧州は約20%、その他50%近くの国もあるなか、日本では4.8%で依然低下しているとのことです。)
このようななか、大企業では既に若年労働力の囲い込みが始まっていますが、現在の生産能力では、求められる供給量水準(需要)が満たされなくなり、インフレギャップが生じることが想定されます。
このインフレギャップを解消するためには、一人あたりの労働生産性を向上するしか方法が無く、第四次産業革命は、必然的に日本こそが引っ張っていくことになるだろうということでした。
第四次産業革命とは、人間の「動作」を支援する技術で、具体例としてパワードスーツやドローンなどが挙げられました。
これらが活用できる分野は、人が判断したり実際の作業をしたりする必要があるが、第四次産業革命でもたらされる技術により生産性向上が見込める分野、例えば介護や建設業です。
生産年齢人口がドンドン減少する一方、高齢者の割合が増えていき、必要となる財・サービスは、質こそ移ろえども量はそれほど減りません。
この需要に、限られた生産年齢人口で財・サービスを提供していくためには、第四次産業革命の技術を開発し、活用しなければならない。
人も経済も、悩みに悩むと成長するものなのかもしれませんね(^^)