貸金業対策課立入検査

今日、当社に、東京都貸金業対策課の立入検査がありました。


事前にお電話を頂いた上での訪問であり、特に悪いことはしていない(はず...)ので、どんな話かなぁ?という感じで対応しました。


まずはじめに、私から当社の事業について簡単に説明して、年に1度提出している事業報告書の内容について質問がありました。


次に、一連の契約関係書類と従業者名簿のチェックがありました。


一般的に貸金業対策課というと何やら怖いイメージがあるかもしれませんが、今日来社頂いた方は非常に丁寧で、私の話も真剣に聞いていただきました。


最後に、貸金業者数の推移等、業界の現状と、貸金業対策課としての検査や対応のスタンスについてお話いただきました。


それによると、東京都の貸金業者は、最盛期には約7,400社だったのが、今となっては600社まで激減しているとのこと。


そのうち、グループ貸付のみを行っていたり、取りあえず登録だけしている業者が半分近くあるとのことなので、実際稼働している業者は300社くらいになるのでしょう。


一方全国的に見ると、東京都の600社というのは圧倒的に多く、お隣りの神奈川県でも50社くらいしか登録が無いようです。


最後に、私の意見も求められましたので、少し話をさせていただきました。


上限金利が厳格化され、それでは儲からないからと廃業していく業者さんが多いのだと思いますが、それでも貸金業を使って儲かる仕組みを創ることは絶対にできると思いますし、新しく創るビジネスに貸金業が必要なことだってあると思います。


業界が収縮していくなかで、新たな挑戦のために参入しようとしている会社や経営者を、何とか規制しようとするのでなく、どのようなサポートがあれば健全に事業に取り組んでいけるのか。


行政と業界団体と関係者で真摯に考えていくべき課題だと思います。


法律や制度を、より現実に即したものにしていくためにも、真っ当な意見を発言する機会と力を持つ必要があると思います。



ということで、そのためにも、まずは本業頑張りまーす(^^)